愛媛県 内子町 印象
     suc4-b04 2005/8/17


その昔、家庭の夜の明かりが蝋燭に頼ってい
た頃、ハゼの実を集めて蝋燭を作って栄えた町
である。

今日は、当時栄えた商家が軒を連ねていた町並
みを歩いてみた。

8月17日 8時30分 比較的涼しい風を感
じながら歩き始めた。

駐車場の管理人小屋に住み着いている猫君。
なかなか愛嬌が良くて、町中を案内してくれそ
うだったが、いつの間にか消えてしまった。



けっこうおじさんやおばさんが多い。・・記念にパチリ・・・・・・・・・・・・
心当たりのあなた、メールください。・・写真をお送ります。・・・・・・・・
私の思い出は、台風の晩に停電になってお世話になった蝋燭かな。
もちろん、懐中電灯はあったが、蝋燭のあの頼りない炎の方がワクワクしたような・・・






真っ白な壁の向こうからパァ〜ンパァ〜ン
と音がする。

少し背伸びして覗いてみると、真っ黒に日焼
けしたラッキョウ頭の先生が激をとばしなが
らテニスの指導をしている姿が見えた。

私に気づいてその真っ黒ならっきょの頭を下
げていただいた。後ろ向きの頭も前向きの顔
も同じに見えた。

こんな先生が少なくなったよね。
汗を流して眩しいグランドを駆け回る君たち
は最高に幸せだね。

真っ白な塀の向こうは、熱い青春の夏があっ
た。



時代ってどんどん流れて、あっという間に汗して頑張った人たちを置いてきぼりにするんで
すね。
ハゼの実を蒸して、絞って蝋燭を作っていた時代の栄華を柱や壁に残して時代はどんどん先
へ先へとかけていきます。
そんな置いてきぼりにされた町を歩いて何を感じたらい良いんでしょうね。

真っ白な塀の向こうで真っ黒に日焼けして汗を流していたらっきょ頭の先生・・この町に新
しい明かりをともす若い力を育ててください。